【アーク】DXコンサルタント養成研修 <DX-Ready資格認定試験付>
◎「DX=デジタル機器導入」ではありません。「それは手段です」◎
「DX」が大きな話題になっています。
しかし、「DX」とは何か?、何を目的としているのか? について、明確な理解や定義をせずに、"とにかくDXとやらを我社もなんとかしろ!" レベルの対応が多いのが、現状のようです。
「DX」は、「Digital Transformation」の略ですが、後半の「Transformation」はよくわからないので、とりあえず前半の「Digital」を切り出して "デジタル機器を積極的に導入すること"と理解している企業も多いようです。政府の補助金制度も、そう考えているように見えます。
しかし、「デジタル機器の導入」は手段です。「Transformation」こそ重要なキーワードです。
経済産業省は「DX推進ガイドライン」で、DXを定義しています。ただ、120文字近い長文ですので、何が言いたいのかよく分かりません。これを分かりやすく分解してみました。
【目的・WHY】
ビジネス環境の激しい変化をチャンスに変えるため、顧客や社会のニーズを先取りして、競争上の優位性を確立する
(解説)
ここ10年前くらいから、複雑・曖昧で変化が激しく不確実な社会情勢が顕著になってきています。これらの社会特性の頭文字をとって「VUCA(ブーカ)時代」と言います。
また、顧客の関心事も「モノの所有価値」から「サービスの消費価値」に変わってきています。これに対応する考え方「サービス・ドミナント・ロジック」が提唱され、ビジネスモデルの変革が求められています。
国や企業は、このような社会特性に対応する必要があります。かつて「Japan as Number One」と高く評価され、今は数々の国際指標で最下位に落ち込んだ日本経済を、変化(Change)を機会(Chance)と捉えて、リープフロッグ(カエル跳び)により、一挙に国際競争力を取り戻したいという経済産業省の切なる願いも含まれているようです。そのために企業に目標と刺激を与え、"ゆでガエル"モードを脱して、元気なカエル跳びをふたたび見せて欲しいというところでしょうか?
【目標・WHAT】
①企業文化・風土を変革する
②ビジネスモデルを変革する
③製品やサービスを変革する
④組織や業務・プロセスを変革する
(解説)
「DX」で変化させるべき、その対象・目標が明確にされています。
「DX」の本質であるのに、よくわからないと無視される「Transformation」とは、辞書によれば、変形、変容、変質、変態、形質転換、変換、変圧、変流など、非常に幅広い概念です。分解すると「Trans」は、別の状態へ、「Formation」は、組成物、構成物です。したがって、「有形・無形の何かを変化させること」となります。
しかし、「Digital Transformation」では、「何を変化させる」のか、明確ではありません。そのため「Digital」だから、"IT機器"だろうと、誤解が生じています。ITベンダーも自社製品を導入することが「DX」だと、盛んに宣伝しています。それでは、現場業務の効率化を目的とする従来の「IT化」ブームとなんら変わりはありません。
今回、変化させる目標「何かが」とは、①~④であると明確化しました。上位のレイヤーから変えるべきであり、IT機器は手段であることが示されています。
変化には、その程度により革命・変革・改善などがあります。このうち目標に示された「変革」は、すっかり様変わりすることです。つまり、現状を否定するレベルです。現状を肯定する「改善」より、はるかに強い意志をもって、組織をあげて取り組む必要があります。
それでも「第4次産業『革命』」と言われる現在にあって、「変革」は、正直まだユルイという他はありません。
【方法・HOW】
これを実現するために、データとデジタル技術を活用する
(解説)
ここでやっとデジタルが出てきました。
デジタル技術・デジタル機器や、大量のデータを取り扱うAIなどが、急激な進歩を遂げています。高性能で安価に提供されるこれら技術から、自社の新しいビジネスモデルに適した「データとデジタル技術」を適切に選択し、いかに有効活用するかどうかが、企業間に大きな格差を生むことになります。
今日、すべての企業は、自動車やコンピュータを利用しています。しかし、その黎明期には、いずれにも強い導入反対論があったことを忘れてはなりません。たとえば、自動車には「英国の赤旗法」が、コンピュータには「磁気テープにどうやってハンコを押すんだ!」...
《総括》
以上のように、上位から順番に考える必要があるのに、世の中はDXのDだけ、つまり目に見えて、現場だけで対応できるHOWだけに焦点を当てているケースが多いようです。よって、このままだと、DXも失敗に終わり、また新しいバズワードを探すことになるでしょう。すでにある調査によると、DX着手率は74%ですが、結果はDX成功率5%、失敗率95%との惨憺たる報告も出ています。
DX。あらためて定義を見ると、これまでも言われ続けてきた大切な内容です。ただ、実践して来なかっただけの話です。しかし、今回のコロナ禍で、世界が、ビジネスが大きく変わるであろうことは、歴史の証明するところです。
今、何が起きているのか、この研修でしっかりと本質を理解し、自社の現状と未来とのギャップを明らかにして、競争上の優位性を確立することができれば、組織にとって、これに優ることはないと考えます。
しかし、ある調査によれば、「社内でDX人材の育成ができない」「社内で教育機会が持てない」といった、DX人材不足の課題が上位を占めています。やみくもにDXを進めても、うまく行かないのは当たり前です。
ぜひ、この研修を生かしていただきたいと考えています。(いささか我田引水ぎみでありました。)
対コロナ【Clean Room宣言!】
アークは、中小企業庁BCP対策済み届出企業の第1号です。従来からパンデミックを含め、様々な対応を取ってきています。今回の新型コロナウイルス感染防止対策についても、目標は、「ウイルスゼロ。会社・自宅より安全安心なクリーンルームの実現」です。
そのため、東京都基準に相当する対策に加えて、さらに以下のように感染ルートのすべてに対してシステマチックな対策を、強力に実施しております。
①空気感染 ... 空気中に浮遊した病原体を吸いこむことによる感染
②飛沫感染 ... クシャミ・咳で、唾などが飛散することによる感染
③接触感染 ... ドアノブなどに接触することによる感染
追加した感染防止対策の詳細は、右のロゴをクリックして下さい。
【キャンセルルールを大幅に緩和しました】
東京都の「コロナ特別警報」発出にともない、キャンセルルールを大幅に緩和しました。お申込みのあとに想定外の事態が起きる可能性もありますので、理由のいかんを問わず、開講前日の昼12時までにメールでご連絡をいただくと、当面の間、ご希望により以下のように取り扱います。なお、追加費用などはありません。
①完全キャンセル ... 全額を振り込み口座にご返金致します。
②リスケジュール ... 後日開講の同一コースに振り替える。
DXコンサルタント養成研修 DX-Ready資格認定試験付き | |
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【よく分かる!】
DXは、その範囲が大変広く、全貌を掴むことが困難となっています。この養成研修では、DXの導入から、DX認定制度によるDX認定を受けるまで、コンサルタントに必要なノウハウ・ポイントを修得します。DX認定制度全体の理解とDX-Ready認定試験合格を目指します! |
【研修・資格認定試験費用】
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DX-Ready資格認定試験概要 | 開催スケジュールとお申込み |
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研修セミナーのオプション | プレゼント |
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研修セミナーの特徴 | 交通アクセス |
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◎このコースをお勧めする理由◎
- 今最も注目の集まるDXは、競争優位を目指す、組織再開発方法論です。
ビジネス環境の激しい変化をチャンスに変えるため、顧客や社会のニーズを先取りして、競争上の優位性を確立するために、組織の再開発を行います。
けしてやみくもにデシタル機器を導入することではありません。
日本国内では、このような誤った認識が広まり、結果としてDXが普及しない現状があります。DXコンサルタントは、企業が実現すべき、次のようなDX改革を導きます。①企業文化・風土を変革する
②ビジネスモデルを変革する
③製品やサービスを変革する
④組織や業務を変革する
このためには、必要なデシタル機器を適切に導入することが重要です。
ここでやっと手段としてデシタル機器が登場します。つまり、デシタル機器の登場は、一番後なのです。 - 日本語ですべて行います
このコースは、テキスト・テスト・講義とも、すべて日本語・日本人講師により行います。
- 在席期間は6か月
研修の日に、またまたトラブル発生! 客先との急な会議などなど。
このような場合でも、申込日から6か月以内であれば、参加日程の変更が可能です。ただし、開講日まで1週間を切っている場合は試験代のみご請求致します。
◎合格あんしんオプションもご提供します
「追加費用なしに、合格したい!(上司のハンコは一度にしたい!)」という、ご希望にお応えしました。
合格あんしんオプションには、合格するまでの、すべての研修開催への参加と、再試験の受験費用が含まれています。有効期限は6か月間ですが、その間は後続する研修コースに合わせて「何度でも受講、何度でも受験」が可能です。
【合格あんしんオプションの概要】
- 後続するすべての研修コースに、何度でも参加できます
- すべての再試験の追加費用は一切ありません
- 有効期限は、合格するまで、もしくは初回開講日より6か月間とします
◎高級「ロゴ入り革製ネックストラップ」を試験合格者全員に、贈呈致します。

「有資格者であることを、さりげなくアッピールしたい」という、ご希望にお応えしました。
客先へのプレゼンテーションや社内の説得など、DXコンサルタント有資格者の活躍の場は、一段と拡がります。同じプレゼンテーションでも、有資格者が行うことにより、より信頼性や迫力が増します。ロゴ入りネックストラップを掛けて、さりげなくアッピールしてください。
研修参加費
コース 記号 |
オプション | 研修費用 税抜/税込 |
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試験付き | 合格あんしん | ||
A/D | ○ | ○ | 180,000/198,000 |
B/E | ○ | × | 140,000/154000 |
C/F | × | × | 120,000/132,000 |
【受講形態】
来社によるスクール型受講と、ZOOMによるオンライン受講の2形式があります。
申込時に研修コース名の選択欄で、
来社によるスクール型受講は、コース記号A~Cを選択してください。
ZOOMによるオンライン受講は、コース記号D~Fを選択してください。
【ご請求とお支払いについて】
お申込みあり次第、受講証と請求書をお送りします。開講1週間前までにお振り込み下さい。
なお、法人の場合は、各社の支払い規定によりますが、その場合はあらかじめご連絡下さい。
研修受講の前提条件
前提条件はありません。どなたでも受講できます。
研修開催スケジュール
月 | 開催日 | 会場 | 状況 | 研修申込 |
---|---|---|---|---|
2021年 2月 | 2月22日(月)~23日(火) | 東京・本郷 | 終了 | |
2021年 6月 | 6月25日(金)~26日(土) | 東京・本郷 | 受付中 | お申込み |
研修時間と詳細カリキュラム
【研修時間】
9時30分~17時00分
【カリキュラム】
・ITIL4とDX(デジタル革命)
・2025年の崖問題
・サービスマネジメントにおける経営者の役割
・社員満足経営
・ビジョンの重要性
・ラストワンマイルの争い
・コモディティ化時代の市場
・エンゲージメントマーケティング
・デザイン思考
・サービスドミナントロジック
・プラットフォーム戦略
・クッキーとプライバシー
・バリューチェーン(価値の流れ)
・リーン生産方式とアジャイル開発の関係
・リーンとアジャイル開発の相似性
・アジャイル開発の重要性
・制約の理論
・日本におけるアジャイル開発の位置づけ
・DevOpsとは何か
・継続的デリバリー
・CI/CDツール(ツールによる自動化)
・サイト・リライアビリティエンジニアリング
・積極的な監視
・カンバン
・クラウドサービスのインパクト
・マイクロサービスアーキテクチャー
・コンテナ化とオーケストレーション
・マルチクラウドの時代
・サーバーレスアーキテクチャ
・ITシステム2025年の壁
・DX推進ガイドライン
・DX推進指標
・情報処理システムの運用及び管理に関する指針
・DX推進指標
研修会場・交通のご案内
【東京・本郷】
株式会社アーク エグゼクティブ研修センター
〒113-0033
東京都文京区本郷5丁目33番10号 いちご本郷ビル5階
電話03-5577-5311
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