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ITILマネージャ合格者の声(今井氏)

ITILマネージャ合格者

 

合格体験記
 
1.受験経緯
 アークの受験講座は昨年7月に終了していましたが、多忙なためしばらく手付かずとなり、今年の5月連休後に合格を目指して本格的な受験勉強に入りました。7月にSD(サービスデリバリ)を受験し合格、8月にSS(サービスサポート)を受験しましたが不合格、9月にSSを再受験して合格できました。
 
2.目標設定
   「効率よく短期間に合格」することを目標に掲げました。
  仕事をしながらの勉強ですし、受験料も高いので、無駄な回り道をしないで合格するための勉強に注力することにしました。
   試験の傾向と対策を把握し、自分の強み、弱みに合わせた勉強方法を採用しました。
  試験分野もSDの方が得意と判断し、先ずはSDにトライしました。結果もSDは58点一発で合格し、SSは2回目での合格でした。
 
3.方向性
   合格ラインをクリアできる能力取得と維持を図るような対応策を講じることを考えました。言い換えれば50点を取得できるレベルの確保です。70点以上の得点は難しいため、60点を目標とし、30点以下しか得点できない分野はないように心がけました。
   そのためには満点を目指すような完全主義は取らないけれども、不得意分野も作らないことです。
   要素として、ITILの知識、ケーススタディへの適用力、文章力の三つがあります。
  これらを自分の経験と能力を配慮しながらバランスよく向上させました。
 
4.受験対策
(1) 傾向の把握
   アークの受験講座で提供された模擬試験は宝の山です。これを分析して出題分野の絞込み、問題文の特長の把握、解答文の特長把握などに役立てます。さらに受験講座の演習問題も活用しました。出題傾向の把握と共に、勉強した仲間の解答例に参考になる視点や言い回しなどがあるからです。
 
  これらによる効果は下記のとおりです。
  ① 出題分野の絞込みにより、余分なところは学習しません。
  ② 問題文の特長の把握は、試験時に題意を正確・迅速に把握できます。
  ③ 解答文の特徴把握は、解答文の作成要領の学習(例:文章構成、言い回し、役立つ解答キーワードなど)に役立ちます。
 
(2) ケーススタディの読み込み
   事前に出題されるケーススタディが提供されます。これを精読しました。当該会社のCIOの立場の視点での読み込みです。会社の事業方針に対して情報システムの現状を分析して経営に役立たせるためにはいかに改善すべきか、それにITILを活用するためにはどうすべきかと考えながら勉強しました。
   アークでの受験講座でも分析資料作成はしましたが、再度、下記の視点での整理をしました。同時にCIOの視点からどのように改善すべきかの情報化戦略を想定しました。
  これが解答する際の軸となります。
  ① 経営方針
  ② 事業分野の特長
  ③ 経営課題
  ④ 情報システムの特徴と課題
  ⑤ 組織体制構成人員の特徴
 
(3) 知識の習得
   アークで提供されたカテゴリー別A3資料をベースに、全体把握をしつつ出題分野について、赤本、青本(根拠はこの2冊)にて確認し、理解と記憶の正確性を期すこととしました。
  記憶するための図式化、フローチャート化なども試みました。ITIL入門者用市販本の図表なども参考にしました。
   内容、定義などの理解と記憶は赤本、青本の記述からあまり離れないことを留意しつつ自分の言葉で整理します。説明などは赤本、青本の記述をそのまま使えるところもありますが、多くは冗長なところや日本語になっていないところがあり、自分の言葉での理解と整理を心がけました。
  このやり方により理解が深まり、記憶でき、試験でも応用が利ききます。
模擬試験や演習からの学習で分野を絞りつつも、試験時にまったく手がつかないような部分はないようにも努めました。題意を取り違えたり、解答がまったく浮かばなかったりして0点を取ると致命傷になります。
  時間の効率的活用のため、理解できている分野、文章化できる内容については、解答例を作ったり知識を整理したりはしていません。弱い分野の強化、プロセスの正確な理解と記憶などに時間を費やしました。
 
(4) 想定問題による学習
   前項までの応用として、出題分野の想定問題を通しての学習をします。
   最初から丸覚え方式による記憶は私には向かないため、先ずは「理解」に力点を置き、  自分の持てる知識、経験に照らし、CMJ社(勉強ではこちらに限定)の現状に合わせての対応として理解と記憶を図りました。
   想定問題に合わせた解答構成を作成したり、言い回しを工夫したりしました。これを、   電車の中や隙間時間で頭の中で問と解答構成をイメージトレーニングします。解けない場合やよい解答などに気付いた場合は、帰宅してから確認したり構成を変更したりします。重要なキーワードやプロセスは正確に記憶しなければなりません。これらは何回も手書きして記憶しました。
 
5.本試験対応
(1) 前日の備え
   自分なりに分析した重要分野の記憶(一種の山掛け)を図ります。特にキーワード、プロセスは手で書いて記憶を確かなものにします。
  体調を整えます。前々日までも試験当日に疲労が蓄積、飲みすぎや睡眠不足で体調不良にならないように心がけます。今回の試験日の前も、3日間続けて仕事が入っていました。結果は天に任せて早めに就寝しました。
 
(2) 本試験
   試験問題のケーススタディの修正事項を理解します。これは解答に反映させるためです。事前勉強した状況に対し、事業方針の変更や環境変化が盛り込まれています。
  次に全問を通読して、難易度の分析をします。あわせて記憶している定義やプロセスで重要ポイントを問題用紙にメモ書きします。これは忘れないためです。私はこれらに5分程使いました。
  原則は易しい問題から取り組みますが、私は全てに対応できると判断して1問目から書き始めました。
  1問あたりの時間配分を30分としましたが、45分かかったものもありましたが、この程度は気にすることなく前に進みます。ただし、4つあげよという問題で3つまでは書けたが残りが出てこない場合は執着せず、余白を開けて次の問題へ進みます。
   得意な分野で書きたい内容が多くあっても配点を考慮した構成と密度で得点できる範囲で記述します。
  題意を読みはずさないようにします。書き始める前にキーワードの確認と構成の整理をし、配点を考慮した内容構成とします。CMJ社やITC社を考慮する必要性の要否を判断します。配点が1項目1点の場合は定義などを記述するにとどめ、時間の無駄遣いはしません。CMJ社やITC社考慮した文章を作成するときはケーススタディの中の言い回しやキーワードを引用します。いずれも採点者の立場で記述します。
  もう1点気をつけたことは、私は字が汚いため、読みやすい文章構成と論理構成、箇条書きや段落の活用と、誤字や脱字はないように心がけました。
 
6.結び
  達成感と共に合格の喜びを噛み締めているところです。
研修と合格ノウハウを指導していただいた荒川さんおよび共に勉強し、励ましあったメンバーに感謝します。
   またアイテル塾でモチベーションを維持しつつ勉強したことも思い出の一つです。
  今後、一人でも多くのITILマネージャ仲間が続かれることを期待しています。 
 
(有)アイ経営情報コンサルティング 
代表取締役  今井 孝至
 
 
 
  
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